治安
治安は基本的に「いい」です。むしろ現在の日本よりも安全かもしれない。夜独りで歩いたって全然平気。女の子の独り歩きも安心。
ただし、それは自己防衛の手段をとっているからこその話。例えば大事なものは紐でベルトにくくってポケットに入れる、とか、
セカンドバッグは前に抱える、とか、ヤバイ雰囲気になってきたと感じたら逃げる、とか。CUBAにはあちこちにポリシア(警察官)が
立っていてとても安心。みな気さくで親切。なにかあったらすぐポリシアへ。
体験談
パセオ通りという道を歩いていたらパブロとウイリアムというクバーノ(CUBAの男の人)2人組が声をかけてきた。何処に行く、
というからプラサ・デ・ラ・レボルシオン(革命広場)にシェ・ゲバラを観に行く、と答えた。案内してやるよ、と親切な感じ。色々案内
してもらいスーパーマーケットや屋台での物の買い方などを教えてもらい、楽しいひと時を過ごした。俺が帰ろうとすると彼らはベンチに
腰掛け「俺達には子供が居るんだ。だから子供のために2ドルくれよ」と。俺は友達(アミーゴ)として付き合ってくれたのかと思って
いたので少々面喰らったが、考えてみると2ドルで市内をガイドしてもらったのだから安いものだと2ドルあげた。でも、現金をあげるのは
何だかCUBAの人をバカにしているようで嫌だった。日本人の驕りというか。でもCUBAの人たちは飢えている、と次第に解っていくに
連れて彼らにどんどん与えようという気持ちに変化していった。でも、ただ与えるのではなく自分にとって有益な情報や行動をとって
くれたら、というギブ&テイクの原則を忘れずに。彼らは普段は真面目に働いているポストマンだ。彼らが郵便を配って歩いているのを
何度も見てるし何度も声をかけた。
たかり
自転車タクシーがしつこく声を掛けてきたので仕方なく、というか、話のタネに乗ってみるかと乗った。事前交渉で2ドルでいい、言う。
走り始めて50メートルも行かないうちに何故か俺の隣に座っている運転手とは別のジジィがちょっと休憩しようと言う。おいおい、
50メートルも走ってないじゃねぇか、と思いつつも、面白そうだからついて行くと、高級そうなバーに入り、勝手に注文されて結局
俺が9ドル払った。彼らはいなくなってしまった。なんだなんだ、何が起こったのだ?考える間もなく消えてしまった。ムカツク。
カメラ盗難
ルンバのフィエスタで踊っていて写真を何枚か撮り、カーゴパンツの左ひざのポケットにカメラを入れた。フィエスタが終わり、
帰路ポケットのボタンがはずされていてカメラがないのに気付く。これは完璧に俺のミステイクだ。カメラを紐でベルトにでもくくってから
ポケットに入れておくべきだった。こんな無防備だと日本でだってヤられるな。ポリシアに行ってサインはもらった。ポリシアはとても
親切です。俺があまりエスパニョルが話せないと解るとわざわざ英語の解るポリシアの所までパトカーで運んでくれた。
笑っちゃうのは日本でもパトカーになんか乗ったことないのに、まさかCUBAで初乗車!わはははは、貴重な経験。
クバーナ(CUBAの女の子)
ニウカという黒人の女の子と知り合った。サバド・デ・ルンバというフィエスタが終わり、ニウカがウチに来い、と言う。夜も遅いので
断るがどうしても来い、とうるさい。夕ご飯をご馳走してくれるらしい。断りきれなくて彼女の家へ行くとご飯はできてない。すると
彼女は俺におごって欲しいと言う。レストランへ行こうというのだ。俺が1ドル25セントしか持ってない、と財布を見せると睨まれた。
ムカツク。
余談
マレコンという海沿いの道を歩いていたら青年が声を掛けてきた。彼の俺に対するエスパニョルの質問は平易だったので話がはずむ。
彼は通りのビルを指差し、あそこにはとても安くて美味しくてたくさん食べられる店があるんだ、と言う。俺は腹が減ってなかったので、
そうなんだ、教えてくれてありがとう、と答えた。彼は俺に聞く。「Tiene hambre?(腹減ってない?)」「No tengo hambre.(減ってないよ)」
すると、彼は再びそこの食べ物がいかに美味しいかを説明し始めた。彼はもう一度俺に同じ質問をした。「Tiene hambre?」
「No tengo hambre.」彼は俺の眼を正面から見据えて訴えた。「Tengo hambre.(僕は腹が減ってるんだ)」。俺は頭がグラグラして
彼に2ドル渡した。彼は「グラシアス!(ありがとう)」と」言って走り去った。俺は涙が止まらなかった。なんて国だ、CUBAってとこは!
本当にここは俺が憧れていた国なのか?人に見られると恥ずかしいので海に向かって泣いた。泣いた。もう一日もこんな所には
いられない。でも。あと一日あと一日がんばろう。CUBAに着いて5日目、2001年1月15日のこと。俺がCUBAの人たちを援助したい
と思うきっかけになった大切な想い出。
回避
たかりなどに遭わない防衛策としてはマレコン(海沿いの道)やパセオ通りなどわかり易い道を歩くのは避けること。
悪人が網を張っています。でも被害金額はタカが知れているのでわざと引っかかって色々な体験をしてみるのもBien(Good)!かも。
大金は持ち歩かない。その日使うと予想される必要最低限の現金のみ持つ。パサポルテ(パスポート)やカードは安全な宿に置いて
歩きましょう。ちなみにPOVはとても安全でした。もちろんバッグにはカギをかけて出かけてましたが。